旧国道13号線 栗子峠
福島側
その9
(杭甲橋とsuper廃道区間)
高平隧道旧道に始まり旧山神橋、中野第一・第二トンネル旧道、大滝第一・第二トンネル旧道、
旧猪沢橋、旧大路橋、新沢橋、旧新沢橋、そして連続ヘアピン区間。
栗子峠へのアプローチ道路の旧道群を紹介してきましたが、
いよいよ栗子隧道福島側坑口への区間が始まります。
さて、super廃道区間です。(笑)
↓↓↓杭甲橋の場所↓↓↓
通行日
2004年5月2日
走行レポート
※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。
(この区間は地図に掲載されていないので概略図をを作成しました。
レポート中の番号は概略図の番号に該当しています。)
概略図はこちら
路面を覆いつくす残雪と枯れ木の応酬。
ここを超えるのはそれほどでも無い。
しかし・・・
45 地点
というわけでsuper廃道区間の始まりである(汗)
もはや本当に「○○地点の」場所なのか定かでは無くなっている。
これは道と言って良いのか?
枯れ枝の為先は見通せるが、それがかえってこれから進むべき道の惨状を
生々しく伝えてくる。
雪の上を伝い、木の根を伝い、枝のトンネルを潜りながら
一つ一つの障害を地道に越えていく以外方法は無い。
見た目には一条の道跡が残っている、が、木の枝は容赦なく
そのしなやかさを武器に襲い掛かってくる。
何度も木の枝の鞭を食らった、そんな趣味は無いのだが(笑)
46 地点
この道の惨状を前におばらさんも戦いの姿勢を崩してはいない。
写真を見ても縦横無尽に伸びる木の枝に「やるか?コラ!」
と拳を固めているのがお分かりだと思う。
木の根元付近はご覧のように雪が無いが、この付近は
木の根で雪の層が薄くなりがちである。
気をつけないと思わぬところに穴が空いてかなりビビる(-_-;
この様な道に遭遇したとき皆様ならどうするだろうか?
厳しい・・・
47 地点
この辺までくると鞭にも少し打たれ強くなって・・・はこない。
右の写真ではおばらさんはズンズン奥へ進んでいってしまう。
おばらさん、待ってー
そしてついに天国が見えた。
杭甲橋だ!
48 地点
橋上はまさに天国。
しかし左上の写真でも分かるとおりこの先の区間ももちろんご覧の通りである(T_T)
橋の構造自体は先ほどの大平橋とそれほど変わりは無いように見える。
こちらの橋もしっかりとした作りでご覧のような結構深い谷を跨いでいる。
この橋の袂にも大平集落入り口で見たのと同じ白い標柱が立っていた。
これはいったい何なのか?ちょっと気になる。
さらに土に埋もれてはいるが、多くの缶・ビンが投棄されている。
いつの時代のものなのかは不明であるが、まだこの道が
これほど荒れていない時代のものだということは想像に難くない。
橋上から隧道があると思われる方向を望む。
地図上ではこの先、数段のヘアピンを残して隧道に至るはずである。
が、この藪だからそう簡単には行かないんだろうな・・・
つづく
(隧道前の連続ヘアピン)
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