国道121号線 大川ダム 旧道
その8
国道121号線、会津若松市と下郷町の境に広がる若郷湖を作り出した大川ダム。
この大川ダムによって旧国鉄会津線、三島通庸によって建設された会津三方道路、そして
いくつかの集落が湖の底に沈むことになりました。
しかし一つだけ水没を免れたものがあります、それは国道。
恒例のダムレポート、開始です。
↓↓↓若郷湖(大川ダム)の場所↓↓↓
通行日 2004年9月25日
走行レポート
※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。
ダム周辺の旧道概略図+αはこちらです。
さて、それではまず左側へ行ってみましょう。
41 地点
草に覆われた道。
しかし、もしこの植物が無くても果たして安全な離合は
出来たのか?と思われるような幅員しかありません。
こっちは本当に国道だったのか??
先ほど右へ分岐した道がすぐ下に見えます。
さっきの入り口部分からは先も物凄くなってるだろうな・・・
と思っていたんですが、どうもそうでも無いようですね。
ちゃんと舗装もされているし。
そして進行方向前を見ると
こんなでした(汗)
廃道化しすぎ!
42 地点
草草草・・・舗装されているのに。。。
ガサガサと草を掻き分けて進む。
かろうじて舗装路面が見えますね。
やっぱり廃道探索って楽しい!
お約束ですがデカイ落石もありました。
こんなに草ボウボウになったのは山側からの土砂が
少しづつ溜まって土の路床が出来たからですね。おそらく。
43 地点
藪を抜けると舗装復活&視界が開けてきます。
ん?・・・向こうに何かある・・・
うっ、車が止まってる。
人がいる?
と、思いましたが結局そこには人は居らず。
すぐ脇に山側に入る非常に急な階段が続いていたので
どうやら車の主はここに入っていったようですね。
一応立ち入り禁止だし、さっきも警告板があったので
正直人が居るとビビるのですよ(^_^;
44 地点
人が居ないことも分かったので安心して先へ進みましょうか。
でもさっき車が入っていたということはこの先はもう
安泰な道だということが分かってしまいましたねー
先が知れてしまうというのはちょっぴり残念ですが・・・
遠くには既にダムの本体が見え始めています、終点は近そうです。
左の写真に写っているモノはトンネル→シェルター付き橋梁→トンネル
となっている現R121(R118)を外から見る、の図です。
そして右の写真の中央付近、なにやら橋のようなものが・・・
(写真にマウスを乗せると印が出ます)
トンネルとトンネルの間にはほぼ地面は無く、
トンネルと橋がほぼ完全に一体となった構造です。
規模と険しさは比較になりませんが、こういった構造を見ていると
ミニ大峠?みたいな感じでしょうか(^^;
−大峠−
R121の福島−山形県境にある峠で、三島通庸による会津三方道路の一つ。
いまだ国道指定されている旧峠の険しさと峠の隧道は必見。
新道は非常に高規格な道路でトンネルと橋の連続が凄い。
ダム本体、管理事務所なども見えてくると旧道も終わり。
そしてこの場所から先ほど見えた橋のようなものを拡大して撮影してみました。
と、言うかモロに「橋」ですね(笑)
簡易的に架けられたようにも見えますが、
道路はきちんと舗装されている上に、路肩の白線まで見えるではないですか!
これは行かなければ・・・!
と、いうわけでさっさとこちら側の探索を終えたくなったので
足早に進むと、すぐに終点が現れました。
45 地点
ハイ、終わり、と。
んでは早速戻って右側の道をば!
つづく
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