国道121号線 大川ダム 旧道

その7


国道121号線、会津若松市と下郷町の境に広がる若郷湖を作り出した大川ダム。
この大川ダムによって旧国鉄会津線、三島通庸によって建設された会津三方道路、そして
いくつかの集落が湖の底に沈むことになりました。
しかし一つだけ水没を免れたものがあります、それは国道。
恒例のダムレポート、開始です。





↓↓↓若郷湖(大川ダム)の場所↓↓↓
mapion

通行日 2004年9月25日
走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。


ダム周辺の旧道概略図+αはこちらです。




草が両側から迫り、道幅が狭くなりつつも
しっかりとそれなりの幅員を保っています。
これこそ元々立派な道だった証。




ダム管理用通路となっているため路肩には時折
このような何かの観測をするためと思われるような
設備が設置してあります。




38 地点
再び現れた立派な石垣。
大川沿いのR121は急峻な崖をへつるようにして通っており、
それは既にご紹介したダムの下流側から湯野上温泉がある
下郷町側まで続いています。




しっかりとした丸っぽい石で組まれた石垣。
ご丁寧にも「落石注意」の標識がありました。
まあ今落ちてきたら「注意」する暇も無く帰らぬ人になりそうですが・・・




39 地点
さて、それでは旧道上から眺めることが出来る景色を
パノラマでご覧頂きましょう。
5枚の写真を無理やりつなげて見ました。
写真にマウスを乗せると色々と表示されますのでその説明を少しばかり。
黄色で示したのが旧国鉄会津線が通っていたと思われる場所、
大川湖面橋の袂あたりには桑原集落と会津線の桑原駅があったはずです。
そして青線で示したのがその鉄路と併走していた、かの三島通庸による会津三方道路です。
どちらも現在ではダム湖に沈み見る影もありませんが・・・
写真左の山の中腹にあるのが移転した桑原の集落です。
現在の会津鉄道の芦ノ牧温泉南駅もここに移転しました。
桑原集落を過ぎると会津線は第一大川橋梁
(25‰の勾配を持つプレートガーター橋でした)を渡り、隧道へ。
一方三方道路は鉄路が貫いた山を九十九折れで登り、小出の集落へ。
先ほど旧道入り口で三方道路らしき道が分かれる、といいましたがこの道のことです。
こちらの地図もご参考に・・・




さてさて長くなりましたが先へ進みましょう。
このあたりまで来ると路面が結構荒れてきましたねー
草木に隠れてはいますが落石も結構ゴロゴロ。




謎の箱、ポスト?じゃないですよね(^^;




怪しさを増す旧道。
そして旧道らしい、旧道、ですね。




と、ここである程度予定していた分岐が見えてきました。
左はまっすぐそのまま直進、右は下へ下っていくようになっています。
さて、と。先にどっちへ行くかな。
ここで黄色い看板が・・・





「その筋に急報」!?
これはヤバイ、早く探索を終えねば!
この場所にいるのが既に「入山」ですよね?(^_^;




40 地点

旧道の分岐点。
マピオンなどにも示されているこの分岐ですが、
右方向は旧国道であることは間違いなしです。
では左は?というとまだ色々と分からないことがあります。
が、とりあえずdarkとしては
アクセス道路説
国道付替説

の2点について考えてみたいと思います。
まあそれは探索しながら考察するとしましょうかね。




さてと・・・改めてどっちから行こうかな。
左の写真は直進方向、右は下っていく方向・・・
ま、まあここは直進からでしょう(笑)
ってわけで直進から行きます。



つづく


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