国道121号線 大川ダム 旧道

その4


国道121号線、会津若松市と下郷町の境に広がる若郷湖を作り出した大川ダム。
この大川ダムによって旧国鉄会津線、三島通庸によって建設された会津三方道路、そして
いくつかの集落が湖の底に沈むことになりました。
しかし一つだけ水没を免れたものがあります、それは国道。
恒例のダムレポート、開始です。





↓↓↓若郷湖(大川ダム)の場所↓↓↓
mapion

通行日 2004年9月25日
走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。


ダム周辺の旧道概略図+αはこちらです。




と、いうわけでの方向へ進むと早速道が怪しくなってくる。
いいぞ、この感じ・・・




途中、鉄塔に削られてしまった旧道。
それでも古い舗装が残っているところなんかが
旧国道の威厳を感じさせますよ、ねっ!(こじつけ)




24 地点
その舗装も段々と怪しくなってきて、同時にダムもすでに目前に迫ってきています。
当時の地形図によれば、ここを曲がったところに隧道の表記が
あるのですが・・・真相はいかに!




むむ・・・隧道はどこだ!と探すも正面には道が続いているのみ。。。
やはりこんなにダムの近くでは取り壊されて当然か・・・
残念ながら隧道は残っておりませんでした。
ついでに奥には「柵」が見えてきました。




25 地点
例によって柵は何の障害にもならないのですが。
越えて入ると、「管理支所敷地に付きこの先立ち入り禁止」の看板が。
・・・これを見ても「あっそ」としか思わなくなっている。
これって本当はマズイんですけど(^_^;
なおも続いている舗装の先は・・・うげ。
ちなみに旧道は正面方向のウンザリするような藪の中だと思われますが(理由は後述)
左方向に降りる道もあります。どうやら左方向からは
ダム提体まで行けるようです。
後で行ってみるか・・・
(右の写真にマウスを乗せると矢印が出ます。
青が旧道、黄がダム提体への道です。)




振り返った風景。
立派な法面処理と舗装された路面。
旧道現役当時からこの風景はそれほど変わっていないでしょう。
たった一つ、右側の視界に否応無しに入ってくるダム以外は・・・




さて、それでは旧道に突入しますか。
こんな状態ですが、路面はなんとまだ舗装が続いていました。
これが一応こちらが旧国道ではないか、とする理由その1。
そして旧道の路面上と思われる部分に続いている変なブロック。



最初ブロックの左側からチャレンジしたのですが・・・
結果↑のムービーのようになりました。
dark的藪漕ぎが見て「dark、バカか!?」と思いたい方はどうぞ(^^;
(wmv形式、1.65MB)





いったいこのブロックは・・・結局ブロックの左側に道は無く、
仕方なくブロックの右側(法面側)へ。
激藪を越えて法面沿いギリギリに活路を見出し、進むと落石がゴロゴロ。
お、これはしめたと落石を利用してブロックの上へ登ってみました。




かくしてブロックの上へ登ってきました。
お?このまま向こうまで行けそうですねぇ。
と、いうわけでこのまま進むことに。




幅30cmぐらいはあったかと思いますが、ブロックの上を進んでいます。
いやー、楽チンですね。藪漕ぎしなくて済みました。
ブロックと法面に挟まれた部分を見るとやはり舗装されています。
これが理由2です。
ここが旧道でほぼ間違いないでしょう。
(写真にマウスを乗せると舗装路面が拡大されます。)






26 地点
楽チンかと思っているとそうも行かなかったようで・・・
植物がブロックの上に張り出してきていて、このまま進むのは困難です。
植物と言っても太い枝なので(-_-;
ここは鉈で切りまくってなんとか突破。
その先も落石がゴロゴロ、右側を見上げるとその部分だけには
すでに法面は無く、滑らかな斜面がかなり高いところまで続いていました。
相当大規模な崩落があったのでしょうか。





27 地点
結構無理して進んできましたが、段々植物の張り出しが
激しくなり、ダムサイトも近づいてきて旧道はほぼ辿れたことですし
この辺で切り上げることに。
さて、戻るか。




振り返って撮影。
ところで幅30cmぐらい?のブロックの上を歩いて来た訳ですが法面側に落ちると
舗装路面&落石ゴロゴロの路面に3〜4m程、
法面と反対側に落ちると、地面は土ですが10m以上落ちることになります。
あー、今考えると結構怖かったかも・・・(-_-;



つづく


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