県道6号 三森峠旧道〜2003年晩秋

三森隧道


言わずと知れた(?)三森峠の旧道、当サイトでも何回かレポートしましたが
今回は旧道のその後、三森隧道の現状等、完全版として再レポートすべく取材して参りました。




↓↓↓三森峠の場所↓↓↓
mapion

通行日 2003年11月23日
走行レポート


※今回のレポートは以前辿った「県道6号 郡山湖南線 三森峠旧道」レポートの補完および
その後としてレポートしています。随所に過去の画像へのリンクを設けてありますが、
先に過去のレポートを見ていただくとさらにお楽しみ頂けると思います。
↑リンクをクリック!


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。




それでは隧道探索を始めましょうか。
ご覧のように以前とは明らかに異なり、ガードレールが外されて
簡易なゲートのみになっています。




三森隧道郡山側坑口近影です。
隧道入り口にあった進入防止用の盛り土もどけられています。
隧道自体はコンクリで作られており、いたって普通の
「トンネル」といった感じです。
ただ少し年季は入っていますが。
扁額には「三森隧道」とあります。
(マウスを写真に乗せると扁額の拡大が見れます。)

帰ってきてから写真を眺めていて気付いたんですがトンネル内部の天井の左右に、
穴の開いた釘?のようなものが取り付けられているのが確認できます。
電線をここから反対側まで引いてたんでしょうか?
(次の写真でも確認できます。)




入り口から一枚。
この写真のように光度を上げて撮影してみると隧道内の状態が
手に取るように分かります。
路面は隧道の入るとすぐに少々荒れ気味のコンクリート舗装、
内壁は等間隔に並んだ筋のようなものがあり特徴的です。
この筋は一体なんでしょう??
そういった筋のような部分から漏水しているようです。
また内部のコンクリートも一部が剥げ落ち、大分老朽化が進んで
いるように見受けられます。





先へ進みます。
車の通行が無くなってまだ10年も経っていませんが、
この路面のヒビと亀裂だらけのコンクリートの状態は
車が通わなくなったことだけではなく元々荒れていて修復が
必要な時期に差し掛かっていたのかもしれないことをうかがわせます。




少し進んだところで振り返ってセルフタイマーで自分撮り。
この写真は見事、自己紹介ページ掲載となりました。
遊びで撮ったのに上手く撮れてしまったんですよ(^^;




・・・さて探索に戻りましょう。
隧道内壁には照明の無い性質上、内壁を示す白いペイント
とデリネーター(反射板)がありました。
この場所はじわじわと漏水しています。



隧道内の雰囲気を伝える為、動画を撮ってみました。
が、暗くて良く分かりませんね(汗)
隧道内を抜ける風と微かに聞こえる水の音をお聞きください。
上の写真をクリックすると動画(wmv形式、160kB)が見れます。




出口(湖南側坑口)が近づくと天井から滝のように
ビチャビチャと音をたてて水しぶきが上がるほどの
激しい漏水がありました。
こうして見ると「筋」の部分から漏水しているのが
はっきりと確認できます。

漏水の音(mp3形式、100kB)




そして湖南側隧道出口です。
こちら側も当然ながら盛り土がどけられています。




湖南側坑口です。
こちら側に出てきてさらにびっくり、と言うか拍子抜け(-_-;
以前のあの(自分にとっては)強烈な雰囲気はどこへやら?
(まあ、郡山側坑口と比べればなんとなくアレですが)




やはり廃隧道探索には周囲のロケーションが重要ですね(^_^;
これなら入る気も起きますよ、これなら。
以前はこんなでしたし・・・

「三森隧道」 竣工 昭和37年6月 延長317m


まあ、なにはともあれあとは湖南側をまったりと探索するのみです。



つづく(湖南側その1)


郡山側 その1 / その2 / その3 / その4
三森峠探索(茶屋跡等)
三森隧道
湖南側 その1 / その2 / その3
帰路〜三森トンネル



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