県道12号線 八木沢峠 旧道 (後編)

その5
[18]地点〜[22]地点



県道12号原町川俣線、相馬郡飯舘村と原町市の境には八木沢という峠があります。
現県道は八木沢の集落から一直線に峠へ登り、大きなカーブを描きながら原町市に下ります。
昭和52年に国有林を切り開き、現在のルートが完成しましたがそれ以前は
くねくねとした道にきついヘアピンカーブを兼ね備えたそれはそれは険しい道だったようです。
その旧道の全貌をレポートします。




↓↓↓八木沢峠の場所↓↓↓
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通行日 2003年9月28日
走行レポート

レポート中の番号はすべてこちらの「概略図」と対応しています。


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。


前編では旧道が一旦現道と交差する[18]地点までをレポしました。
今回はその先、[18]地点〜[36]地点までをレポートしたいと思います。




[18]地点
旧道と現道との交差する地点です。
写真奥のガードレールが切れている部分が旧道入り口となります。




ガードレールが切れている部分近影です。
先の状態は・・・「あら、まあ」といった感じでしょうか(^^;
それではLet's go!




少し進むと意外とフラット(に見える)な路面状態です。
遊歩道クラスならこれもアリですね。




[19]地点
このあたりなどは法面、ガードレール共にバッチリです、が、なにやら
道の真ん中が盛り上がってますね・・・





盛り上がった部分には写真のようなカケラがたくさんありました。
これってアスファルトですよねぇ?
前半と違いこちらは舗装されていたんでしょうか??




それにしても・・・落石防護ネットにははちきれんばかりの石が・・・




[20]地点
少し進むと法面とガードレールの間が前にも増して
盛り上がって来ました。
しかも結構大きな岩がゴロゴロとしていて歩きにくい(+_+)
そして落石に半分埋まっているのは、落石防護ネット・・・??
落石防護ネットごと流されるような大規模な崩落があったようです。
植生もある(結構太い木も生えてる)ことから大分昔にあったようです。




[21]地点
この場所、導入の部分と同じように道筋が残っているように見えますが
実は盛り上がった中央部分を避けて法面側を通っています。
写真右側の盛り上がった部分が本来の道のはずですが(^^;
左側の斜面にあったと思われる土砂は・・・現在は道の中央を陣取っています。
そして、




またお約束の展開です(>_<)
ハァ
まったく道無し。




[22]地点
道が無いなりにも藪との格闘をしながら地形図や現道との
位置関係を探りながら進みます。
というのもこのあたりの場所は地形図では現道のすぐ脇あたりなのです。
もっとも現道ははるか頭上ですが。(現道の八木沢橋が見えます。)
地形図によればこのあたりが一つ目のヘアピンのはずなんですが・・・
ここは少し広い広場のようになっており道の形が全く分からなくなりました。
正面方向はとても道とは思えないような結構な段差&小さな沢がありNG、
もしこの部分がヘアピンだとしたら右方向に降りていくはず・・・
と右方向を見るも行けそうで行けない。
しかもこの場所、植物がびっしりと体積してやわらかい層が出来ており、
長靴の半分ほどが埋まる状態(泣)
さらにそれまであったガードレールもこの場所でプッツリと切れており
かくして完全に道を見失ったのでした・・・
これ以上深追いは禁物、と言うことで帰還することに決定。
・・・はしないのでした(^^;



つづく

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後編 その1 / その2 / その3 / 現道レポ




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