国道13号線 高平隧道 旧道

その4


国道13号線を福島市内から米沢方面へ車を走らせるとある、高平隧道。
地図上では現在(2004年)でもこのトンネルに旧隧道があるように書かれています。
他サイト様等からの情報で、この旧高平隧道は既に砕石事業によって失われてしまったようです。
今回はその隧道とそこに至る道に遺構が無いか?を調べてみました。




↓↓↓高平隧道の場所↓↓↓
mapion

通行日 2004年4月17日
走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。




高平隧道を抜けて反対側に来ました。
ちなみに標識では「高平トンネル」となっていますが、
扁額には高平隧道と記されているので当サイトでは
「高平隧道」と書かせていただいています。
でも銘板は「トンネル」となっているんですよね・・・(?_?)
(写真にマウスを載せると銘板が見れます。)

「高平隧道」 竣工 1962年12月 延長 403m




高平隧道を抜けてすぐに砕石場に入る道があります。
そこを入って砕石場の敷地内(と思われる道)を進みます。
たまにトラックが通るので注意。
mapion




少し進むと砕石場の灰色の世界に忽然とこのような松林が
現れます。この場所が万世大路との合流点です。
本来はこの場所がT字路になっていたはず・・・
左を見ると、
mapion




切り崩された山々が目に飛び込んできます。
広場のようになっていますがここが旧道跡だと思われます。




広場の片隅に通行止めゲートのようなものが捨てられていました。
この他にガードレール(ゲートとして使われていた?)の支柱なども。




少し進むとすぐに崖となっていてこれ以上進めません。
が、遠くに先程のフェンスの終了地点と思われる地点が遠望できます。
あそこからここまで隧道だったとすれば旧隧道はそれほど
長くは無かったのでは?と推測できます。
実際に地図から距離を調べてみると大体150m程度であったようですし。




向こう側から来た時に行き止まりになった地点が見えます。
先程は写真右側の木が生えている地点からこちらを見ていました。
しかし、深い谷ですねー・・・これほどの石を取るのに
苦労したことでしょう。
と、いうわけで結局決定的な痕跡は確認できませんでした。
潔くあきらめて万世大路を峠に向けて進むことにしましょう。
なお、何か情報(当時の写真とか^^;)をお持ちの方は教えてくださいね(^^)




旧道に戻り松林を進みます。




松林を抜けると民家が見えてくると同時に
正面に深い谷を跨ぐ一本の橋が見えてきました。
現道の「山神橋」(現道)です。





そして民家の裏から現道に通じる林道を分けるとゲートが出現、
砂防ダムの管理の為のゲートです。
万世大路はゲートの奥に続いています。(地図には載っていません)
ひとまず、これにて高平隧道の旧道区間は終了。
この先「旧山神橋」へ向かいます。
mapion



つづく
(「国道13号線 旧山神橋」へ)


その1 / その2 / その3 / その4



万世大路 メニューに戻る

道部屋に戻る

トップに戻る