国道13号線 大滝第一トンネル 旧道(大滝宿)

その2


中野第一トンネル、第二トンネルを通過するとかつて万世大路の建設基地として、
また歴史の観光地として賑わった「大滝宿」があります。
今回は大滝宿内を通っていた旧道、現在の大滝第一、第二トンネルによって
バイパスされた区間をご紹介しましょう。
まず最初に大滝第一トンネルの旧道区間として、
現道の大滝宿への分岐点〜西川橋下までをレポートします。

※本レポートは夏の写真と春の写真が入り乱れております。
継ぎ接ぎなレポートですみませんm(_ _)m





↓↓↓大滝第一トンネルの場所↓↓↓
mapion

通行日 
2003年6月29日、2004年4月17日
走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。




見世物小屋跡の少し先に大滝記念碑があります。




旧道が見渡せる少し高いところに記念碑が建てられていました。




大滝記念碑。
これまでの大滝の歴史が綴られています。
この碑によれば、全住民が離郷したのは昭和54年のようです。
新道開通からわずか13年後には廃村になっていたのでした。




奥には大山神神社の鳥居。
かつてはここで祭礼が行われ賑わったであろうことが
想像できます。
平成元年には離郷十周年記念事業の一環として
祭礼が行われたようです。




旧道に戻ります。
これは旧道脇の茶屋跡です。
写真右下の看板には・・・宿場町を再現する為
こんなサービスもあったようですね(^^;
(マウスを写真に乗せて下さい。)




石垣が残る旧道を進みます。
mapion




イラ沢橋を通過。




続いて胡桃橋です。
こちらの橋は親柱もきれいに残っていました。
昭和の大改修時に作られた橋ですね。

「胡桃(くるみ)橋」 昭和11年7月竣工
mapion




再び廃屋の集落を通過します。
写真に写っている右側の建物が東北巡行の折、
山形県側から栗子隧道を抜けてやってきた
明治天皇が休憩した家です。




「明治天皇大瀧小休所」の碑。
左側の小さな古い碑は「鳳駕駐蹕之蹟」。
栗子峠の探索をご一緒させていただいたおばらさん
よれば「鳳駕」とは天皇の乗る乗り物のことだそうです。
これと同じ碑が峠区間の二ツ小屋隧道脇にもあります。




そして集落は途切れ大滝宿は終了、と同時に正面の
高いところに現道の西川橋が見えてきました。
この先は以前、ミニレポでも少し触れました廃道区間になります。
それではLet's Go!
mapion




と、その前に大滝第一トンネルのご紹介。
トンネル内でカーブしている為、出口が見えていませんが
延長が短いので問題はなさそうです。

「大滝第一トンネル」 竣工1965年1月 延長 200m



つづく
(大滝第二トンネル旧道へ)


大滝宿諸説 / その1 / その2



万世大路 メニューに戻る

道部屋に戻る

トップに戻る