旧国道150号線 大崩海岸

その2





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通行日 2007年4月13日
走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。



●石部第三洞門●



草を掻き分けて洞門に近づきます。
しかし同好の方?の踏み跡があったのでアプローチは容易でした。




洞門内部を覗き込むと・・・結構埋まってる、ぬぬ。




ふと上を見上げると銘板が一部顔を出していました。
そこにはしっかりと「石部第三洞門」「昭和四十年九月竣工」
と書かれています。




石部第三洞門内部。
全体像を見るとこうして廃されているのが不思議なくらい
しっかりした作りになっていることに驚きます。
また損傷も殆ど無くまるで現役のような雰囲気です。




洞門の支柱もこんなに太く、安心感があります。
が、これより竣工が新しいはずの第5洞門が見事に
押しつぶされた訳ですから・・・




洞門内にいくつもあるテトラポッド。
時化の際にでも打ち上げられたのでしょうか?
写真では分かりづらいですがこのテトラポッド、結構デカイです。
波の威力というのは物凄いですね(^_^;


●石部第四洞門?●



やがてコンクリの洞門は終わり、変わりに鉄骨で出来た
洞門に変わります。
これが第四洞門なんでしょうか?




鉄骨は海の直近という厳しい自然環境にあって、
その潮風と時には打ち付けるであろう波によって、
もはや屍のように錆付き朽ち果てていました。




元の色が分からないほどに朽ちたガードレール。
(まあ白だったんでしょうけどね)
どうやったらこれほどまでに朽ちるのか・・・
この場所の環境は鉄にとっては過酷すぎる。




天井部分からはこれまた朽ちてスカスカになった
クロス鉄骨も朽ちて垂れ下がっています。




第3洞門を振り返り見るの図。
こちらの洞門には第3洞門のようにテトラポッドの類が殆どありません。
こうしてみると第3洞門のそれは人為的なものに見えてきましたね。
よく考えてみると洞門がまるごと押しつぶされるような
土砂崩れが起こる危険地帯ですから、徹底的な立ち入り禁止措置は
ごく当然のことですね。
最終課題はこのような「マニア」をどうするかでしょうかww




死んだ洞門。
そんな言葉しか思い浮かばない場所。




海から打ち上げられたと見られるもの。
現道時代は海がシケてる時は通行止めだったんでしょうか。




そして2つの洞門を抜けると、その先に道はありませんでした。
こここそが第5洞門と一人の若者の命を一瞬にして
海に押し流した悪夢の場所。




(おそらく)静岡市に向かっていたであろう若者が
最後に見た風景はこれだったのだろうか・・・
そう考えると非常にいたたまれない気持ちになりますが、
いつまた大崩落が起きるともしれない、
この場所への長居は無用、これにて撤収!



つづく


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