国道49号線 鳥井峠 旧道

その1


国道49号線の奥会津地方の旧道群は東から七折峠旧道&旧旧道、
藤峠旧道、車峠旧道とレポートしてきましたが、旧道もついに県境へ到達。
福島県内のトリを勤めるのは今回ご紹介する鳥井峠です。
峠は福島県と新潟県の県境となっており、現在の道路への改築時期は
他の峠と同時期だと思われます。
にわかには幹線国道の旧道だったとは信じがたいのはこれまでの峠同様、
そして峠にはさらに信じがたいものが・・・!




↓↓↓鳥井峠の場所↓↓↓
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通行日 2003年10月11日
2004年10月10日

走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。




レポートは前回の車峠の続き、この場所から開始することにします。
車が走っているのが現道で、旧道は右端に見えるバス停前を通って
右方向へ降りて行きます。
この日は時間の都合上、直に鳥井峠へ行ってしまったので
鳥井峠までの旧道区間の調査は後日行いました(^^;




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で、後日再び訪れました。
後日って言っても前回からほぼ一年経ってるんですけど(^-^;
・・・さて、では右方向に下りていきます。




現道をアンダーパスします。




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新道が鬼光頭川の右岸を通っているのに対して
旧道はこの鬼光頭川橋を渡って対岸の白坂の集落へ向かいます。





集落の中は道幅もそれなりにあり、生活臭がプンプンです。
集落を過ぎるとかなり寂れた道が鬼光頭川に沿って続いています。
程なくして現道と交差し、宝川の集落へ。
この交差点付近から「街道web」様で紹介されていた
かの三島通庸が通した会津三方道路の「小出峠」へのアプローチが出来ます。
詳しくはそちらを参照してくださいませ。
「寄り道web」→「廃道web」から。
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そして宝川の集落内。
集落全体が坂になっており、否応無しに
峠への、そして県境への雰囲気が湧き上がってくるようです。
ところでこの宝坂という地名自体、集落名である宝川とさきほど通って来た白坂の集落名を
つなげて「宝坂」という地名(元は河沼郡宝川村)になっているようです。
このような旧村名を繋げて一つの地名になっているようなところは沢山あるようなので
興味のある方は調べてみては?
ちなみにここの住所は「西会津町宝坂大字宝坂字宝川」。
少しくどいような(笑)




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徳沢駅・R459方向へ続く県道と交差します。
さりげなく新潟県の観光地への距離表示なども立っており
いよいよ県境が近くなっていることを感じさせますね。
旧道は正面に見える細道、雰囲気のいい道を少し進むと・・・




一旦、現道に合流します。
そしていよいよ、鳥井峠への登りが始まります。
写真最奥に峠への分岐が少し見えています。




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で、その旧道分岐。
国道側からみるとなんとも怪しい山道にしか見えないような
こんな道が旧国道なのです。
ご丁寧に停止線まで引かれていますが・・・
そしてその旧道分岐地点にはりっぱな「ようこそ会津へ」の看板が。
どこぞのヤツと比べて遥かに立派で意義のある看板ですこと(^_^;




さて、写真がいきなり2003年のものになりますが(汗)
早速峠の探索へと参りましょうかね。



つづく


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