国道49号線 鳥井峠 旧道

その3


国道49号線の奥会津地方の旧道群は東から七折峠旧道&旧旧道、
藤峠旧道、車峠旧道とレポートしてきましたが、旧道もついに県境へ到達。
福島県内のトリを勤めるのは今回ご紹介する鳥井峠です。
峠は福島県と新潟県の県境となっており、現在の道路への改築時期は
他の峠と同時期だと思われます。
にわかには幹線国道の旧道だったとは信じがたいのはこれまでの峠同様、
そして峠にはさらに信じがたいものが・・・!




↓↓↓鳥井峠の場所↓↓↓
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通行日 2003年10月11日
2004年10月10日

走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。






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再び対向車が来ないことを祈りつつ、峠への登りを開始!
森に入ったり、開けたり、を繰り返しながら
草木に覆われた細道をトコトコを登っていきます。
グングン高度を上げ、何度目かの森を抜けると・・・




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写真のような開けた場所に出ました。
これ以上登るべき山も無く、「そろそろ峠だろうな」と思っていた次の瞬間、
「この左カーブを曲がった先に峠がある」と分かってしまいました。
”チラッ”と見えてしまったのです、アレが。




左カーブの先、確かに道は写真奥を頂点として
その先は下っているように見えます。
そしてそこに見える一本の鉄棒。
それが何なのか、あらかじめ知っているだけに興奮を抑え切れません(^_^;
それが何なのか分からない?アレですよ、アレ。




来るべきその瞬間に備えて峠の広場からの風景を
堪能して気持ちを落ち着かせましょうかね。
折り重なる山、また山。
福島県最後の風景を目に焼き付けて、いざ!




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峠の広場に車を止めて、歩きでブツに近づく。
ドキドキ。
そして、”それ”を下から見上げることもせずに通過。
うん、この辺だろう・・・と”それ”とある程度距離をとったことを確認して振り返ると、










おおおぉぉーーー!!!
これが「国道49号線 鳥井峠 旧道」の真髄か!
この風景、道の状態、これまでの道のり、単なる山道としか思えない道が
「旧国道」であることをその強烈な印象で主張した瞬間。
かくしてこの風景がdark的ベストイメージとなりました。
かなり主観的で、趣味が入ってて、嗜好もあるでしょうが、
この風景に敵う風景は・・・無し!




あの風景と別れがたい気持ちで峠を越え、新潟県へ。
新潟県側の状態はご覧のとおり。
こちら側は轍は一対しか無いにせよ、きちんと草が刈り払われ
管理されているようです。




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穏やかな日差しの中、車を進めると
見えてくるのは新潟県最初の集落、八ツ田。
新潟県側は峠からの標高差があまり無いのであっという間ですが。



集落に入ると旧道は舗装路になって集落内を進みます。
いよいよ旧国道も終わりが近づいてきました。




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そして集落の終わりと同時に旧国道は現道に合流して終了です。
それにしても良かった・・・鳥井峠旧道最高!
この後、darkはUターンしてまたあの風景を見に行くのでした(^_^;



おわり


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