旧国道13号線 新沢橋〜飯坂スキー場跡

その1


新沢橋を越えるとヘアピンの連続で一気に高度を上げ、いよいよ峠道らしくなってきます。
連続ヘアピンとその道の雰囲気はいかにも「旧道」で旧道マニア?の管理人としては
非常に感慨深い道となっていました。
殉職警察官の碑〜明治万世大路(旧新沢橋西詰への道)との合流、そして
警察官殉職の地を経て、飯坂スキー場跡のアクセス路
(現状では栗子峠への一般的なアクセス路となっており、
現道の東栗子トンネル脇から万世大路へアクセスできる道)
との分岐点までをレポートします。






↓↓↓連続ヘアピンの場所↓↓↓
mapion

通行日 
2004年5月8日
走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。


(この区間は地図に掲載されていないので概略図をを作成しました。
レポート中の番号は概略図の番号に該当しています。)
概略図はこちら




9 地点
万世大路と現道へのアクセス路との分岐点です。
それでは万世大路である右側へと進みます。




ここからは昭和の大改修時の新沢橋の開通とともに
供用開始となった区間です。




10 地点
路肩には石垣での補強が見られます。




11 地点
切り立った法面。
それなりに処理は施されているようでいまだ崩落
の気配も無くしっかりと作られており
いまだ元主要国道としての威厳は保っているようです。




12 地点
その法面の上には道を進むごとに、徐々に、
ヘアピンの上の段が見え隠れし始めます。




13 地点
少し進むと最初のヘアピンの近くでガードレールの残骸を発見。
全線を通して道が険しいにも関わらず、その絶対数は決して
多くはなくむしろ少ないと言える万世大路にあって
現道当時のものと思われるこの物件は非常に貴重です。
以上、高平隧道旧道以来のガードレールとの遭遇でした(^^;




14 地点
そしてこれから始まる連続ヘアピンの最初を飾るのは
現道でも通用しそうな非常に高規格の幅員のヘアピン。
この先、数段に渡って続くヘアピンで車道らしく徐々に高度を上げていきます。




15 地点
ヘアピンを曲がり、上の段に登るとそこは・・・
な、なんて幅員・・・!
現在の道路からすればそれは大したことも無いかもしれませんが、
あくまでこの区間の道が作られたのは昭和初期、
当時としては革新的なものであったに違いありません。
この道路の改修によってそれまで不能であった自動車の通行が可能になっただけではなく
当時の主要輸送手段であったであろう「鉄道」にも
福島〜米沢間の所要時間で勝っていたんですから。
(鉄道(貨物)の所要時間が3時間であったのに対し、万世大路は2時間半程度)
それにしても・・・これまでの行程が嘘のような程、そして人一人が歩くには広すぎる道。
これまでの”廃”な風景の中に突如に現れた”旧”な雰囲気。
さすが昭和の大改修によって新設された区間です。
自分的にはこの旧な雰囲気はたまりませぬ。




ヘアピン部の法面処理。
この沿線では、特に峠区間ではコンクリでの法面の処理は
それほど多くないはず。
後年追加されたものでしょうか?



16 地点
路面のほぼ中央には水が流れる溝があります。
・・・このあたりになると「虫」がうるさくなってきました(-_-;



つづく



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