国道49号線 中山峠 旧旧道

その2

中山峠は郡山市と猪苗代町との境に位置する
国道49号線の峠です。
ここには旧道がありますが、なんと旧旧道の跡もあるとの情報を頂き、
早速お出かけしてきた状況をレポします。




↓↓↓中山峠の場所↓↓↓
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通行日
2004/10/30

走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。




境界標のあたりから続いていたと思われる
本来の旧旧道の道筋は前回ご紹介したとおり酷い藪に覆われており
そのまま進入するのが不可能なため、少し脇に逸れた場所から
いざ入藪!
ここなら藪もそれなりに薄く進入可能です。




藪に少し入ってみると、脇の旧旧道と思われる場所も
そんなに濃くない藪になっており、
激藪はどうやら導入の部分だけだったようです。
さっそく旧旧道のトレースを開始すると
木々と笹薮に覆われてはいますが、なんとなく
地形の平なところがあります。(左写真)
これが旧旧道の路床なんでしょうか??
そして平行する磐越西線の築堤の袂にはやはり境界標が。




旧旧道は既に峠への登りが始まっているようで、
その高度を少しずつ上げて行きます。
最初磐越西線をくぐった地点で4〜5mはあったその比高は
森を抜け、藪を抜けるとほぼ同じ高さになっていました。




鉄道と沢に挟まれた旧旧道の路床付近にて
角石を発見。
沢の湿気ですっかり苔むしたそれらは
人工的に四角に切られたような形をしており、
なんらかの構造物があった跡なのでしょうか・・・
これが旧旧道の路肩の補強に用いられていたものかどうかは
不明ですが。




少し古そうな木の伐採現場からは
向こうに現道と旧道・旧旧道の交叉地点が遠望できます。
もう少しで踏み切り跡があるはず・・・
情報によればそこは旧道現役時においては広場のようになっていた、
と聞いていますが果たして!?




そうして進んでいくと鉄道の橋にたどり着きました。
踏み切りがあったとすれば、この橋の手前側にあったはず・・・
と思って探してみるも踏み切り自体の痕跡は無い、というか
見つけられませんでした。
しかし、この辺りは確かに平場になっており、開けた場所であることは確認できたので
おそらくこのあたりに踏み切りがあったことは間違いありませんね。




見つけることが出来なかった旧水準点、踏み切りはその性質上、
完全に撤去されたと思って間違いない、と結論付けて先を見てみることに。
この橋の場所は丁度磐越西線の旧線が分岐する場所であり、
左写真のように旧線路の橋が残っています。
法面も石垣でしっかりと施工されていました。
旧旧道・磐越西線旧線現役当時はどんな感じだったのでしょうか。






現橋と旧橋の間にある保線用の人道橋から沼上トンネルを望みます。
ちなみに旧隧道はそのすぐ脇に口開けています。
そこには後でちょっくら寄ってみるとして、
今は旧旧道の調査が先決なので先に進んでみます。
このあたりにはご覧のような鉄道用標識がありましたが、
これらは何を意味する標識なんでしょうかね?
道路標識なら分かるんですが・・・(^_^;




残念ながら踏み切り跡も見つけることが出来なかったので
悔しさのあまり一気に線路の反対側にワープして来ました。
まさに一瞬の出来事( ̄ー ̄;;





線路を超えるともうすぐ目の前には
現・R49の築堤が進路に立ち塞がります。
その袂で旧道と合流となります。
旧道もご覧のようにセンターラインもろとも草薮の中・・・



現道の築堤上から旧道と旧旧道を見下ろすの図。
写真にマウスを乗せると旧道と旧旧道の線形が見れます。
こうして見るとかつて旧旧道が通っていたことなど
信じられないような有様ですね・・・
気を取り直して、次回は旧道脇に残る旧橋を見てみましょう!


つづく



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