国道118号線 枝松旧道

その2

既にレポート済みである蝉トンネル旧道を過ぎると最初に現れる集落”枝松”。
現道は集落を流れる鶴沼川を橋で跨ぎ左岸を通っていますが、
旧道は川の蛇行に合わせて川を渡ることなく、崖にへばりつく様な細い道を通っています。
短距離、低難易度でありながら味のある旧道です。





↓↓↓枝松地区の場所↓↓↓
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通行日
2004/5/17

走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。




崖側(右側)から藪が押し寄せてきて
それでなくても狭い幅員がさらに狭くなっています。
そのうちガードレールまで届いたりして(^_^;




木陰は植物の侵食はそれほどないものの、
木の枝やら、葉やら実?やらで路面が埋まっており、
日が当たっている落石防護の構造物が浮いて見えます。




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蔦がからまる防護ネットはその張りを失っておらず、
未だその役割を果たし続けているようです。
と、思っているそばからひしゃげたネットと巨大な落石が・・・(-_-;






植物に侵食されたアスファルト、標識、法面、ガードレール。
廃の味。




落石注意の標識が数多く残るこの区間は現道時代から
いわゆる「難所」だったのでしょうね。
路肩には待避所と思われるペイントがのこっていました。
これはこの道が離合も厳しい道だったことを物語っています。




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この旧道区間でのベストショット。
町独自の警戒を促す標識も完全に錆びて
色が反転しています。
そして両側の植物が今にも手をつないでしまいそうなほど
その領域を広げており、その中央をヒョロヒョロと頼りなく
貫くアスファルトの線。
すばらしい雰囲気です。



唐突ですが、自転車走行動画です。
見たい方はどうぞ(´ー`;

(wmv形式 1.13MB)




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しかしその雰囲気も長くは続かず、いきなりあるところから風景が一変。
砕石が少し積まれた小さな広場を境に旧道は至って普通の
雰囲気に早代わりしてしまいました。




路面の中央に草が生えていたりと少し寂れてはいますが
ここは若干ながら車の通行があるような感じです。
法面は石垣とコンクリでの補強でした。




そして川の蛇行に合わせて進む旧道に
現道が川の対岸から橋で渡って近づいてくると




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現道と再会です。
旧道入り口には一応ローブが張られていたようですが、
それもすっかり張りをなくして路面に垂れてしまっています。
この先は一旦現道と直角に交差したあと、合流して終了です。
一応そこまで行ってみましょうか。




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幅員の広くなった旧道。
先ほど交差した現道は写真右側を切り通して一直線になっています。
そうして程無くして今度こそ現道と合流。

以上、枝松地区に残る国道118号(旧県道)の旧道レポでした。
この区間、短いながらも取り残された旧道の哀愁?というか
雰囲気がとてもいいので何気にオススメです(^^;
甘々な探索希望の方はぜひどうぞ(笑)

(完)



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