国道118号線 枝松旧道

その1

既にレポート済みである蝉トンネル旧道を過ぎると最初に現れる集落”枝松”。
現道は集落を流れる鶴沼川を橋で跨ぎ左岸を通っていますが、
旧道は川の蛇行に合わせて川を渡ることなく、崖にへばりつく様な細い道を通っています。
短距離、低難易度でありながら味のある旧道です。





↓↓↓枝松地区の場所↓↓↓
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通行日
2004/5/17

走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。




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R118を蝉トンネルを抜けてR121方向へ走ると
程なくして下郷町の枝松地区へ差し掛かります。
旧道は丁度国道おにぎりがある辺りで進路を右に変えます。
現道は写真奥の枝松橋で鶴沼川を渡り左岸へ。




右へ進むと生活感たっぷりの道に。
おそらくこの区間も蝉トンネルと同時期に付け替えられたのでしょう。
現道の枝松橋の竣工時期を見ればそれも分かったのでしょうが
確認を忘れました(^_^;




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上の写真でも右奥に写っていますが、
立派な丸石の石垣があります。
蝉レポでも言った通りこの区間(須賀川市〜会津若松市)が
国道118に昇格したのは平成4年3月と意外と新しい国道区間なのですが、
南会津地方から会津若松を経由せずに中通り地方へ抜ける唯一の道として
旧県道の役割は大きかったのでしょうね。




自転車を敢えて押しながら、とぼとぼと田んぼ脇の旧道を行くの図。
既に田植えも終わり、深緑が眩しい昼下がり。
非常に爽やかな風を受けながら、マッタリとした探索。
会津の山並みもそれに拍車を掛けます。




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途中小さな川を渡るのは欄干がガードレールで出来た
簡素な、しかし頑丈そうな橋。
普通車が離合するには十分な幅を備えていました。




最後の民家を過ぎると、旧道の両脇に建設用の資材が
置かれている場所に出ました。
それと同時に幅員が狭くなる旧道。。。




資材置き場の奥は更に狭くなり怪しさが増してきました。
もしや・・・




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というわけでやはりというか、確信犯というか、オチです(^_^;
旧道は簡素なチェーン一本で車の通行を阻んでおり、
その奥はアスファルトの路面を残してすっかり自然美を
醸し出しているご様子。
アスファルト+植物はdarkが大好きなシチュエーション、
雰囲気は100点ですね。
迷わず自転車を持ち上げて進入!




かつては多くの車が通ったであろう道の末路がこれです。
たった一本のチェーンによって道を封鎖しただけでこの有様。
改めて自然の回復力を見せ付けられます。




1.5車線ほどの道も時には旧県道らしく2車線になってみたりします。
アスファルトには2条のタイヤ痕が付いていますが
いつごろまで入れたんでしょうか?
しかし、この部分もアスファルトに亀裂が入り、
少しづつ崖側に傾いているようです。
いずれはここも落ちてしまうかもしれません。




静かに流れる鶴沼川の流れ、そして対岸には国道。



つづく



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