県道14号線 御齋所洞門 旧道


県道14号線いわき石川線の東村〜いわき市の区間は御斎所街道と呼ばれ
またその地形的な問題からこの御斎所峠近辺は難所となっていた。
近年では整備が進み快適な路線になっているが、ここ御斎所峠には比較的最近まで
素彫りの洞門が現役で活躍していた。現在ではこの「御齋所洞門」という洞門とは名ばかりの
トンネルによって取って代わられてしまっている。
このトンネル脇に残る超近代的な旧道をご紹介。
短いレポなので御覚悟を(笑)





↓↓↓御齋所洞門の場所(なぜかトンネル表記がありませんが)↓↓↓
mapion

通行日 2003年4月19日
走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。




K14をいわき市から石川方面に向かい、御斎所峠に差し掛かると
最初に見えてくるのがこの「御齋所洞門」です。
「洞門」とは言っても、ここにかつてあった素彫りの「御齋所洞門」を
模して付けられた名前であろうものなので、要は普通のトンネルです。
距離も短く反対側が見えています。

「御齋所洞門」 2000年12月竣功 延長177m




そしてその脇にはいかにも「僕旧道です。」と言わんばかりの
道が山を迂回するようにして続いています。
通行止めのゲート(ガードレール)まで少し距離があり、
旧道はちょっとした駐車スペースとして生きています。




なぜここに駐車スペースがあるのかというとこれです。
かつてこの地にあった「御齋所洞門」についての説明版があるからです。
この説明版には洞門の在りし日の写真が紹介されていました。


sunnypandaさんから頂きました。
左が説明版の内容で、右が在りし日の洞門の姿です。
貴重な画像ありがとうございましたm(_ _)m





通行止めのガードレールに近づくとそこにはまだキレイな標識が。
少しばかり電柱に隠れているのは旧道になってしまって
目立つのが後ろめたいからなのか?




ガードレールを超えてもそこには現道とほぼ変わりない状態の
路面が続いていた。
旧道とは言ってもかなり立派。




おまけにこんなにキレイでピカピカな標識まで・・・
何も言わずにこの写真だけ見せたら
「道路の真ん中で写真撮ってると危ないよ」
などと言われてしまいそうです(^_^;




そうしてすぐに洞門反対側に到着です。
以上、短い旧道区間でした。


この路線については相互リンク先の「ROADweb」様でも紹介されていますので
そちらもどうぞご覧下さいm(_ _)m

福島の県道→県道14号いわき石川線(御斎所峠)



旧洞門は昭和61年に道路改良のため壊されてしまったようです。
道路改良というのは今通ってきた旧道を作るための改良だったのでしょうか?
だとしたら旧洞門を壊したのは少々浅はかだったのでは、と思わざるを得ません。
結局は旧洞門を取り壊してからわずか15年弱で隣にトンネル掘った訳ですから。
旧洞門は明治の竣工であり、貴重な道路遺構として保存されて然るべきでだと思いますが
皆さんはいかがでしょうか?
以上管理人のつぶやきでした。。。


では続いて「御斎所”トンネル”」の旧道もどうぞ(^^)

「県道14号線 御斎所トンネル旧道」



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