国道49号線 長沢峠旧道
その2
国道49号線長沢峠は福島県いわき市の西部、三和町地内にある峠です。
現R49長沢峠はドライブインなどが建っているものの、快適な道路であっという間に
越えてしまえます。しかしこの道が出来る前、長沢峠は別のルートをたどっていました。
旧道化後、30年以上がたった旧長沢峠をレポートします。
↓↓↓旧長沢峠の場所↓↓↓
通行日 2003年3月16日
走行レポート
さて、県道分岐から少し進んだところです。
この先「綱木」の集落の中を進みます。
道はセンターラインの無い1.5〜2車線の道が続きます。
集落を抜けて少し行くと急にセンターラインの付いた快適な2車線道路に。
なぜここだけ?と思うほど回りは田畑ばかりなんですが(ーー;;)
しかし、これまた急に快適な道は終わりセンターラインどころか一気に道は
細くなり、しかも未舗装路になります。
この場所が旧長沢峠。
路肩にはまだ雪が残っています。(3月中旬)
ここには道の両端に国道標識が残っています・・・が
情報によれば去年の秋頃、片方は無くなってしまったということでしたが・・・
上の写真左側にあったはずの標識はやはり無くなり支柱だけが残っていました。
標識の取り付け部分は錆びでポッキリと折れてしまったようです。
昨年の9月の末頃来た時にはまだ確かにあったのですが・・・
もうその時には限界だったのでしょう、しかし最後の姿を見せてくれたことに感謝です。
数十年に渡って道を見守り続けてきてくれた標識は、もうありません。
2002年1月当時、在りし日の標識(sunnypanda さん提供)
もう片方の標識
感傷に浸るのはこのくらいにして先を進みます。
ある程度未舗装区間を走ると、名水処(?)がありいつも誰かは水を汲んでいます。
さらに進むと道は再び舗装路(といってもヒビだらけ)に。
と、急に道がよくなると現R49との連絡路の分岐点に出ます。
旧R49は右折方向。この先旧道は現道の下をくぐってさらに進みます。
現R49の下をくぐって行くと再び集落へたどり着きます。
昭和37年竣工の「諏訪橋」そのたもとには・・・
再び国道おにぎりが。
こちらのものは支柱まで錆び錆びです。
奥に見えるガードレールは現R49のものです。
この先も旧道は続いていきます。
これからもこの道は生活道路として活躍していくことでしょう。
国道標識に見守られながら・・・
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