国道252号線 旧道 柳津隧道

その1

国道252号線の旧道にあたる柳津隧道はその名の通り河沼郡柳津町内にあります。
現在は脇に「松倉トンネル」という別名のトンネルが開通しており、
旧隧道はその役目を終えました。





↓↓↓柳津隧道の場所↓↓↓
mapion

通行日 

2003年 7月 6日

走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。


*2003年7月6日探索*



国道252号線を只見方面に向かって走ると柳津町郷戸にて
現れる「松倉トンネル」。




坑門は無機質なコンクリで覆われているのではなく
一応若干の装飾があるようです。
しかし作りは至ってシンプル、そしてその機能も
広々とした2車線で、歩道も有り余るほど確保されており
しかもトンネル内の圧倒的な光量によって
徒歩・自転車でのトンネル通過もまったく不快感なし。
完璧なトンネルです。

「松倉トンネル」 竣工 2001年9月 延長 333m




その完璧なトンネルの脇に柵に囲まれたスペースがあります。
そこが旧道の道路敷きです。
擦れて古ぼけたセンターラインがまだ残っていました。
簡易的なゲートのみ設置されていますが、この場所自体が
完全に柵に囲まれており国道から車両での進入は
不可能なのでこの程度でいいのでしょう。




少し進むと古ぼけたロックシェッド(スノーシェード?)が現れます。
そこにはさっそく幅員減少の標識に加えて
「大型車すれ違い不能」の文字が。
ここが現役時代はトンネル前で大型車が待ち合わせる
光景が見られたのでしょう。




さらにシェッド内を進むとそのまま隧道が現れました。
隧道名は・・・うーん現道が「松倉トンネル」なので「松倉隧道」とでもいうのでしょうか。
(この時点ではシェッドによって銘板が確認できないのでそう思ったのですが・・・)
トンネル前には工事用らしき機材が置かれていました。
シェッドによって坑口前は暗く、十分な道具を持ち合わせていなかった、
ということもあって進入は断念。
とりあえずまたの機会に取材することにしてここを後にしたのでした。




新旧の合流点はご覧のとおりの閉鎖状況。
柵の位置を少し変えてここを駐車スペースにでもすればいいのに、
と思うのは素人考えなんですかねー(^_^;




仕方が無いので反対側に回ってみると
こんな状況でした。
国道の橋は現トンネルにのみ繋がっており、旧トンネルへ
繋がる道が無い・・・トンネルに続く橋(旧橋)は撤去されてしまったようです。
そういえば以前「ROADweb」様の掲示板において、
「旧橋が台風によって流出してしまい、その結果新トンネルを作ることになった」
という情報が寄せられていたのでした(^o^;
と、いうわけで「撤去」ではなく「流出」でした。
いやはや時間が経つとすっかり忘れてしまいますねー(←いいわけ)
こちらも合わせてご覧くださいませー


ROADweb>福島の国道>国道252号松倉トンネル&柳津隧道

街道Web>寄り道>隧道Web>柳津隧道




遠目にも石積みの立派な坑門であることが見て取れます。
しかし、その坑門は盛り土によって封鎖されてしまっているようでした。
土砂は比較的新しいもののようですので
こうして封鎖されたのは最近(取材日時点で)なのかもしれません。
この日はこれにて撤収しました。



*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*





そして時は過ぎ約一年後の2004年7月に再訪してみると・・・
なにやら前回と様子が変わっていることに気づきました。




なにやら封鎖のゲートが前回と比べて物凄い厳重になってる!
前回は可動式のゲートのみだったのが、それに加えて
ガードレールにフェンスまで設置されています。
簡素なゲートでは侵入者(同好者?)が絶えなかったのでしょうか・・・(ギクッ)
それに加えて前回はあったロックシェッドが
スッキリと消え去っているではないですか!




さて、それでは少しゲートの中に入らせていただきますか。
ロックシェッドが無くなり、そこには法面のコンクリのみが残されています。
坑門も完全に姿を現しており、前回は全景を拝むことが出来なかった
そのお姿をとくと拝見させていただくこととしましょう。



つづく



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