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2003年の夏、奥会津を訪れていたdarkがちょっと寄り道した
林道上井草線の起点なっている上井草橋。
2005年の夏にはこの旧上井草橋撤去工事中、只見線との接触事故が起きて
只見線が約3週間ほど不通になったりしたことで
知っている方もいるでしょう。
今回は撤去された旧上井草橋追悼？記念として短いレポを書いてみました。
なお、事故についてはこちら。



金山町の中心部である川口地区から国道252号線を
ほんの少し東進するとすぐに見えてくる2本の橋。
向かって左が上井草橋（旧）、右が上井草橋（新）です。
同時にこの場所は林道上井草線の起点でもある場所です。




起点標柱。




上井草橋（旧）：昭和41年9月竣工。
読み方は「かみいぐさはし」ではなく「うわいぐさはし」です。
間違えの無いよう。
新橋と違い、通常の手すりの他に
鉄橋のガードのようなものが付いてます。
対岸の高台に見える集落が上井草の集落です。




新旧の橋下にはご覧のように只見線が走っています。
国道と比べると低いところを通っていますね。




幅員は一車線といったところでしょうか。
林道の橋とは言え、只見川対岸の「上井草」、「栗の牧」の
両集落にとっては国道側へ渡るための
唯一の手段になっているようなので
この橋の重要性は高そうです。




約40年前の竣工。
親柱はご覧の通りの状態で結構痛んでいる感じです。




橋を渡って集落側の岸には
なにやら風雪に耐えてボロボロになった
構造物が見られました、もしかしてつり橋の支柱でしょうか？
そうすると旧旧上井草橋ってことになりそうですね。




新旧上井草橋は国道側は隣り合っていますが、
集落側はご覧のように一段高くなっています。




新橋の袂に登ってきました。
ガードレールを初め、橋の雰囲気も「平成仕様」ですね(^^;
新旧交代も間近のようです。
（現在は交代済みです）




真新しい真っ白な白線が一直線に
国道に向かって伸びていました。
竣工銘板も地元高校生の書のようで、町にとって
なくてはならない橋のようでした。
（誰か写りこんでいますが気のせいです、きっと）




最後に旧橋全景をご覧頂きましょう。
味があってなかなか良い橋でしたが、
冒頭の通り今年（2005年8月）、39年の生涯を終えました。
新橋には末永く頑張っていただきたいものです。