県道6号郡山湖南線 三森峠旧道

湖南側

県道6号郡山湖南線三森峠は福島県郡山市にあり、多田野(郡山側とします)と湖南を結ぶ峠です。
風越峠同様に現在ではここに三森トンネルが開通しており、通行は比較的容易になっています。
が、峠のすべての区間がこのトンネルによって通過できるという訳ではないので、
冬季などは気をつける必要があります。
さてこの峠にも旧道が存在しています。ここの旧道は「三森隧道」というトンネルで抜けていますが、
現在は通り抜けは不可となっています。また郡山側で土砂崩れが2箇所も起きている上に、
峠の入り口ががっちりガードレールで閉じられている為、このトンネルへ行くには湖南側から2輪のような
もので行くか、郡山側から徒歩、自転車などでアプローチする必要があります。
ちなみに郡山側入り口からは徒歩で30〜40分ほどかかりますが。。。 ̄口 ̄;)




↓↓↓三森峠の場所↓↓↓
mapion

通行日 2001年6月
走行レポート

今回は郡山側からと湖南側からの2回に分けて隧道へのアプローチをしました。



※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。


さて、今度は湖南側からの隧道へのアプローチです。




湖南側旧道入り口です。
郡山側入り口と同様に2つのガードレールが連結されている形です。
こちらの連結器は硬くて外れませんでしたが^^



こちらも郡山側と同じように木々が道にはばって狭くなっています。
まわりの雰囲気は郡山側とは少し違った感じです。
(ちょっと文章では表現できませんが^^)



ここでも植物の侵食で道幅は狭くなっています。
が、徒歩なら関係ないといえばないです。。。



つたがからまって朽ちた標識がまたなんともいい感じです。



どんどん標高を上げていきます。
下のほうには現道が走っているのが見えます。
見下ろしているとちょっと優越感を感じてしまったり^^
ガードレールに植物がからんで草の壁ができています。



カーブミラーの支柱です。
郡山側同様ミラーはついておらず、もはやコーナーの先の
車を映し出すことはありません。
ただひっそりと山中に消え行く運命にあります。
・・・と思ったらこの支柱、現道から丸見えでした。(爆)



ここは旧道の隧道の少し手前の地点ですが、
このあたりから新トンネルのちょっと手前あたりの現道を
見下ろすことができます。
また、現道からも森の中に旧道のガードレールを
見つけることができます。



さらに上って行くとトンネルが口を開けています。
湖南側は崩落箇所は無いので2輪などで来ればあっという間でしょう。
それにしても・・・湖南側は周辺も坑口も木々に囲まれていてかなり不気味です。。。
こちら側はガードレールが壊されています。



坑口左側にあった標識です。
「御食事」の壊れた看板が見えます。おそらくこのトンネルを抜けたところにある
茶屋のことでしょう。今となってはここを通る人も茶屋がにぎわう事もありません。



トンネル近影です。
こちら側も郡山側同様に土嚢のようなものが積まれています。
これを撮るときはめちゃくちゃ怖かったです・・・(゚w゚)ブルブル
中央に見える明かりが郡山側出口です。
トンネルには「三森隧道」の文字が。




ここの峠には「東北自然遊歩道・分水嶺を歩く道」がありまして、郡山側トンネル上の
広場から行くことができます。隣の峠である「御霊櫃峠」を経由して夏出というところに
至るそうです。(ということは御霊櫃峠から歩いてこれるはず、ちなみに御霊櫃峠は
全線舗装で通行可です。というか陽気がいいときは人が結構います^^)
また、このトンネルの開削時に古代の石器?などがでたそうで、「三森遺跡古代の村」
というのもこのあたりにあるそうです。
かつては観光客で賑わったであろうこの場所も、山中に取り残されて寂れていくのでしょうか・・・


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