旧国道49号線 栄一橋


旧国道49号線栄一橋は現在の「新栄一橋」の旧橋にあたります。
国道49号線の膨大な交通量の前にその幅員の狭さが廃止の原因になったと思われます。
廃されてから約20年弱、その姿をレポートします。




↓↓↓栄一橋の場所↓↓↓
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通行日 2003年4月19日
走行レポート

※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。




旧道へは東側からアプローチしてみましょう。
丁度常磐交通の「成沢入口」バス停の場所から柵で閉鎖された
道があります、ここが旧道の一部です。




現R49が右にカーブしていくと旧道が除々にその姿を現してきます。
ちなみに左側に見える建物はどうやら雨量観測所のようでした。
この先の区間で雨量によって全面通行止めの部分があることによるものだと思われます。
現在はその区間をトンネルでショートカットする工事が進められています。




道は落ち葉などが落ちていてはいますが、思ったほど荒れては
いなく、さすがは元国道として近年まで無数の車を通してきたランクの道です。
幅員も現道とさほど変わらないぐらいあります。
写真左側に植物に埋もれるようにかなり巨大な「幅員減少」の標識が
あるのが見えるでしょうか?
これから向かう栄一橋はこの幅員が問題でした。




さらに進むとまるで現道かと思えるほど整った状態になっていました。
そしてここにも幅員減少があり、先には橋が見えています。
幅員が狭くなっているのが分かるでしょうか。




栄一橋です。
写真で見ると広く見えますが、ここまでの道の幅員からすると狭い
ことが分かります。もちろん橋自体はそれほど狭い部類ではないかもしれませんが
ここは国道49号線。大型車などとの離合はすれすれだったんではないでしょうか。

「栄一橋」 昭和33年3月竣工




欄干はさび付き、橋のコンクリにもひびが入っておりかなり
痛んできていることは確かです。
路肩を示す白線が少し残っていますね。




渡り終えて振り返って撮った写真です。
こちら側は少し荒れています。
ここで振り返ると・・・




見てください、この高幅員!
なにも橋の手前でこんなに広くしなくても・・・と思いましたが
もしかしたら超大型車同士が通る時にここで橋の離合待ちをしたのかも知れません。
少なくとも直轄国道レベルで万年離合待ち箇所があるなんて信じられませんが
ここならありえそうです(^^;




まもなくで現道と合流となります。
ここでも振り返ると巨大な「幅員減少」がありました。
(写真にマウスを乗せると見れます)




こちら側の合流地点にもちょっとした柵があるので車での進入は不可能です。
ところでここには旧道の名残として草の中にガードレールが埋もれていました。





現在の新栄一橋は歩道こそ無いものの快適な橋として機能しています。

「新栄一橋」 昭和60年1月竣工




新栄一橋上からみた旧橋。
こうしてみると欄干の錆びで使われて無い感じが強調されて
廃の雰囲気プンプンです。


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