磐梯吾妻スカイライン 旧不動沢橋跡



磐梯吾妻スカイラインは福島市の土湯峠旧道から
吾妻子富士を経由して高湯温泉に至る全長28.7kmの観光有料道路で、
1959年(昭和34年)に開通しました。
またこの区間は県道福島吾妻裏磐梯線となっています。
今回はスカイラインの吾妻八景の一つ、「つばくろ谷」にかかる
不動沢橋の旧橋跡について取材しました。





↓↓↓磐梯吾妻スカイラインの場所↓↓↓
mapion

通行日
2003/05/03

走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。




スカイラインを土湯峠側から吾妻子富士を越え、
その道のりもいよいよ終わりに近づいた頃、
吾妻八景の一つ、「つばくろ谷」に差し掛かります。




つばくろ谷にかかる現・不動沢橋。
旧道へは谷を渡りきったところにある不動沢レストハウス脇から
アプローチしてみます。




レストハウス駐車場より、吾妻八景・つばくろ谷
名称の由来はご覧の通りです。
奥に見える橋は先ほど渡った現・不動沢橋。
吾妻八景は土湯峠側から順番に
国見台・天風境・湖見峠・幕滝・双竜の辻・天狗の庭・つばくろ谷・白樺の峰
という名称が付いており、これらは作家の井上靖氏によって
付けられたようです。
そのどれもが素晴らしい景色となっています。




現・不動沢橋。
って物凄い谷だ!(@_@)
目もくらむほどの高度差・・・八景にふさわしい風景ですねー




レストハウス脇の駐車場の最奥には
両岸の橋台のみが残された旧不動沢橋跡が。
こちらも物凄い谷。
谷の巨大さは映っている人と比較すると分かりやすいと思います・・・





旧不動沢橋跡。
両側の橋台、親柱、銘板、そして橋脚の一部が
保存されています。




どうやら2000年に撤去されたようです。
それ以前に何度も訪れているので、
記憶には無いですが旧橋を渡っていたんでしょうねー
旧橋は図のように橋台から橋脚まではガーター(?)で
橋脚の間はトラス構造となっていたようです。
鉄道の橋みたいですね(^_^)






橋脚の一部とのコンクリ柱。
親柱には穴が複数空いており、ここに欄干が
取り付けられていたんでしょうね。
銘板もしっかりと保存されています。
現在の管理は福島県道路公社ですが、当初は日本道路公団によって
建設されたことを物語っています。
橋自体は1955年製造ですが、実際の供用までには
4年あったようです。




対岸側。
当日は時間の都合上、反対側の探索は行いませんでしたが、
反対側からの光景も見たかったなぁ。




目がくらむような高さの谷底に目をやると
橋脚の基礎が一基残されていました。
こんなところに道を作ろうと計画した人達には
脱帽ですね。




最後に再び現・不動沢橋。
物凄い谷をアーチ橋で一跨ぎにしています。
なかなかスケールがデカい、つばくろ谷。
以上、スカイラインよりdarkがお伝えしました!(`_´)ゞ



(完)



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