国道461号線 旧月居隧道





↓↓↓月居隧道の場所↓↓↓
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通行日 2006年2月18日
走行レポート


※レポート中の写真をクリックすると大きな写真(640×480)が見れます。




大子町内でR118から分岐したR416を常陸太田方面へ向かうと
有名な袋田の滝への県道分岐を経て写真の新旧分岐点にたどり着きます。
青看には「月居トンネル」「旧道」とのこと。
迷わず左折です。
(マウスを写真に乗せると標識を拡大できます。)




標識にもあった通り現在旧道は大子町道として
管理されているようです。
この先快適な道が続いていますが、このまま進むと
”迷わず”袋田の滝へ案内されてしまいます。
旧道へは前方に見える九十九折れを上らなければなりません。




九十九折れ全景。
旧道現役時からこのような線形だったかどうかは不明。
月居山への登山道との旨が案内されています。




九十九折れを過ぎると舗装が古くなり、
本格的な上りが始まります。
勾配は16%、結構な上りですねー。
現役時、大型車は難儀したことでしょう。





その後もそこそこの上り坂と杉林に挟まれた道が続きます。
途中路肩がブロックになっているあたりに時代を感じますね。




ある程度進むと謎の分岐が。
ここが月居山への登山口でしょう。




月居山への登山口であるとともに
ハイキングコースとしても機能していて、
道路を挟んで反対側にはトイレも設置されています。
でもこのトイレで用は足したくないなぁ (;´Д`)




南側への視界が一旦開け、民家の脇を通って進むと
廃屋があります。そして見えてくるのは・・・




月居隧道西側坑口です。






否応なしに視界に飛び込んでくるのは信号と
錆付いた高さ制限バーでしょうか。
この月居隧道は明治初期に竣工したトンネルですが、
隧道の坑門は昭和の時代に改修を受けたようで
明治竣工とは思えないようなコンクリ製の味気の無い外観となっています。
竣工当時の姿はどのようなものだったんでしょうか?
「月居隧道」と刻まれた銘板は付いていましたが
昭和の改修時の物なのか・・・




隧道前から見る月居山は非常に切り立っており、
隧道を掘る以外に道を通す手段が無かったことを
すぐにでも思わせる地形です。





隧道前の廃屋脇にはその昔一世を風靡した
伝説のドリンクベンダー、その名も「VIVO」の自販機(臨終)が。
いまだにCMの「VIVOより美味いのはVIVOだけ!」
のフレーズが耳から離れませんw
VIVOについてはこちらのサイトが詳しいです。
面白いですよ(^-^;)
(ちなみにdarkも数年前に投稿させていただきました)


隧道内は西側近くはトタン覆いになっていますが、
東側に坑口に近づくとコンクリ吹きつけの
ゴツゴツした断面になります。
進行方向右側にはよく分からない段差があります。
徒歩・自転車で通るにはちょっと高さがある上に
幅が狭いし、何に使うんでしょうか?





隧道を抜けると切り通しになっています。




東側坑口。
反対側と違い、坑門が丸くなっており変わった印象です。
隧道手前を横切っているものは水路のようです。




その水路。
当日は水は流れていませんでした。
堰のような作りになっており、
雨天時などは効果を発揮するのかもしれません。





隧道前の切り通しと隧道。
先人の苦労が偲ばれます。





隧道を抜けた旧道は集落を通り、
やがて現道にT字路でぶつかって終了です。






現道の新月居トンネル。
竣工した昭和51年当時は有料のトンネルでしたが
現在は無料化されています。
赤いレンガ調の外壁に断面が青く縁取られていて
カラフルなトンネルですね(^_^;
歩道も完備。
「高サ」がカタカナなところが異常に気になるんですが・・・

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以上、特に特徴の無い旧道ですが、明治初期に竣工された
隧道が今もひっそりと、かつしっかりと息づく
味のある旧道でした。







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