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R352を檜枝岐方面に向かって走ると、
旧・舘岩村-旧・伊南村の境にあるのが岩本橋です。




現・岩本橋のすぐ隣（上流側）の両岸に
吊橋の支柱があります、おそらく岩本橋の旧橋でしょう。
大正〜昭和初期の竣工の匂いがプンプンです。




旧・舘岩村側は藪に覆われてしまっていますが
年季の入ったコンクリはこの豪雪地帯にあって
やはり相当痛んでいるようです。
吊橋のワイヤーを掛けていた金具部分も
真っ赤に錆びきっていました。




対岸側もほぼ完全な形で残っているようです。
隣には何かの建物も見えます。






岩本橋。
舘岩川に架かるこの橋は昭和39年10月竣工とあり、
丁度40年前の代物のようです。




旧橋の袂に立ちはだかる山。





対岸側です。
こちらは藪が薄く、支柱の真下まで行けます。
草むらの中で佇むその誇らしげな姿からは
かつて繁栄した時代を感じさせてくれます。




橋と山の間には古ぼけた玉石の石垣がありました。
吊橋のワイヤーはこの辺りに固定されていたんでしょうか。






橋の脇には謎の白い建物がありました。
脇は通り抜けられるようになっており、
道が奥へと続いていました。
山仕事etc.に需要があるようです。




上写真の「山火事注意」の看板から川を見下ろすと
なにやら取水口？のようなものが見えました。
管はどうやら白い建物に繋がっているようです。
取水施設だったんでしょうか？？




今は人や車でなく、電線のみが旧橋上を
通っているのみです。





「旧橋と川」
穏やかな時間の中で、橋は佇む。



完